akanesoraxのブログ

肺癌闘病日記

エピソード5

結局病院に着いた時間は午後2時前で
病院を出たのは午後8時。
駐車料金がえらい事になっていた。



担当の先生からの説明を聞いていたICU室のさらに奥が隔離病棟になっていた。
母はその隔離病棟にいた。
「ガラス越しでよければ、様子を見てみましょうか」
先生が提案してくれた。
「もちろんお願いします」



母は病院についてからずっと眠っていたらしいが
それは今すぐ命に関わるかと言ったらそうではないと
聞かされ安堵した。



ちょうど点滴の交換に看護師さんが入室していたところで
感染予防の為の特殊なマスクとエプロンがすごく印象に残った。
これは入ってはいけないんだと言った具合に厳重。
(コロナ禍で医療現場のニュースを見る機会が多かったのですがまさしくそんな感じでした)


担当医はこれから先も主治医としてつく佐々木先生。
沢山の肺癌患者の治療にあったっているそうで、また外来にも出ている
すごく忙しい先生だったらしく、
そんな中でも、常に優しく丁寧に接してくれました。





初めてのことで何をすればいいのかを看護師さんに聞くと、
まず着替えや歯ブラシなどを持ってくる様に言われました。
もしくは病院で用意をしてくれるアメニティーサポートセット(入院レンタルセット)を使う事もできるそうで
私は初めての入院という事と、看護師さんにドレーン管を繋ぐと胸水が漏れて
パジャマが汚れてしまうという事で
アメニティーの方が汚れても一日何度もお着替えできて気にならないんではないかと助言をしてもらい
アメニティーを頼む事にしました。



アメニティーセットもAセットからEセットまであって料金もAのフルセットは
1ヶ月2万円ぐらいでした。
母はまだおむつは不要で入浴もできなくなるとの事だったのでスタンダードの
8,000円程度のものを頼みました。
パジャマ、タオル、歯ブラシ、ティッシュ、スリッパ、コップ、下着、靴下、肌着
綿棒等でした。


いつでも解約できるしプラン変更もすぐできるので、最初はこのサービスを利用する事に
しました。
この時は長くてもひと月ぐらいの入院かなとも思っていたので。


このサービスは本当に助かりました。
急な入院や家族の負担を軽減してもらって、
でも高いですが、仕方ないですよね。



入院初日はこんな形でバタバタと終わりました。